JIS X 5722:1991 開放型システム間相互接続―ファイルの転送,アクセス及び管理(FTAM)―第2部 仮想ファイルストア定義

JIS X 5722:1991 規格概要

この規格 X5722は、(a)ファイル及びファイルストアを記述するための仮想ファイルストアの抽象モデル (b)モデルの要素を操作するために使用する動作の集合 (c)属性に関する個々のファイル及びアソシエーションの性質 (d)階層構造を備えたファイルの表現の形式 の事項を規定。

JISX5722 規格全文情報

規格番号
JIS X5722 
規格名称
開放型システム間相互接続―ファイルの転送,アクセス及び管理(FTAM)―第2部 仮想ファイルストア定義
規格名称英語訳
Information processing systems -- Open Systems Interconnection -- File Transfer, Access and Management -- Part 2:The virtual filestore definition
制定年月日
1991年8月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 8571-2:1988(MOD)
国際規格分類

ICS

35.100.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1991-08-01 制定日, 1996-12-20 確認日, 2002-07-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS X 5722:1991 PDF [59]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X5722-1991
(ISO 8571-2 : 1988)

開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第2部 仮想ファイルストア定義

Information processing systems−Open Systems Interconnection−File Transfer, Access and management−Part2 : The virtual filestore definition

日本工業規格(日本産業規格)としてのまえがき
この規格は,1988年に第1版として発行されたISO 8571-2(Information processing systems−Open Systems
Interconnection−File Transfer, Access and Management−Part 2 : Virtual Filestore Definition)に基づいて,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
0. 序文 この規格を含む,JIS X 5721JIS X 5724(以下,規格群という。)は,情報処理システムの相
互接続を容易にするための一連の規格の集まりの一部である。この規格群は,JIS X 5003に基づく規格に
関連している。基本参照モデルでは,相互接続の標準化の領域を,各々管理可能な一連の層に分割してい
る。
開放型システム間相互接続は,相互接続規格外の最小限の技術的取り決めによって,次の情報処理シス
テムの相互接続を実現することを目的とする。
(a) 異なる製造業者によるシステム
(b) 異なる管理下にあるシステム
(c) 複雑さの水準が異なるシステム
(d) 年代が異なるシステム
この規格群は,基本参照モデルの応用層で使用するファイルサービス及びファイルプロトコルを規定す
る。規定するサービスの種類は,応用サービス要素 (ASE) に属する。この応用サービス要素は,ファイ
ルとして処理でき,更に,開放型システム内に格納し,又は応用プロセス間で受け渡すことができる識別
可能な情報の集合体にかかわるものとする。
この規格群は,基本ファイルサービスを規定する。このサービスは,ファイル転送を支援する十分な機
能を提供し,ファイルアクセス及びファイル管理のための枠組みを確立する。この規格群は,ローカルシ
ステム内のファイルの転送又はアクセス機能とのインタフェースについては規定しない。

――――― [JIS X 5722 pdf 1] ―――――

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X5722-1991 (ISO 8571-2 : 1988)
この規格群は,次の4規格から構成する。
JIS X 5721 開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第1部通則
JIS X 5722 開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第2部仮想ファ
イルストア定義
JIS X 5723 開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第3部ファイル
サービス定義
JIS X 5724 開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第4部ファイル
プロトコル仕様
この規格において行う定義は,サービス及びプロトコルを規定するJIS X 5723及びJIS X 5724において
使用する。JIS X 5723及びJIS X 5724で取り扱い記述する各種のデータ項目に意味を付与するため,ファ
イルストアの定義を参照する。この定義は,プロトコル実装者が,プロトコル項目の実格納域機構への写
像を選択する場合にも使用される。
この規格には,規格の一部となる次の附属書がある。
附属書A(規定) ファイルアクセス構造制約集合
附属書B(規定) ドキュメント型
また,規格の一部にはならない次の附属書がある。
附属書C(参考) 構造化ファイルの読出し
附属書D(参考) 構造化ファイルの挿入
附属書E(参考) ASN.1相互参照
1. 適用範囲 この規格は,次の事項を規定する。
(a) ファイル及びファイルストアを記述するための仮想ファイルストアの抽象モデル(5.9.参照)。
(b) モデルの要素を操作するために使用する動作の集合(10.11.参照)。
(c) 属性に関する個々のファイル及びアソシエーションの性質(12.15.参照)。
(d) 階層構造を備えたファイルの表現の形式(7.参照)。
この規格は,次の事項は規定しない。
(e) 実ファイルストアから仮想ファイルストアへの写像に関する条件。
(f) 実ファイルストア実装の条件。
仮想ファイルストアの定義は,ファイルサービスを定義し (JIS X 5723) ,ファイルプロトコルを規定す
る (JIS X 5724) この規格群の他の部分で参照するために行うものである。
2. 引用規格
ISO 6429 Information processing−Control functions for 7-bit and 8-bit coded character sets
備考 JIS X 0211(表示装置に対する情報交換用制御文字符号)−1986が,この国際規格と一致し
ている。
ISO 7498 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Basic Reference Model
備考 JIS X 5003(開放型システム間相互接続の基本参照モデル)−1987が,この国際規格と一致
している。
ISO 8571-1 Information Processing Systems−Open Systems Interconnection−Filetransfer, access and
management−Part 1 : General Introduction

――――― [JIS X 5722 pdf 2] ―――――

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X5722-1991 (ISO 8571-2 : 1988)
備考 JIS X 5721[開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第
1部 通則]−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8571-3 Information processing systems−Open Systems InterconnectionFile Transfer, Access and
Management−Part 3 : File service definition
備考 JIS X 5723[開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第
3部 ファイルサービス定義]−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8571-4 Information processing systems−Open Systems Interconnection−File Transfer, Access and
Management−Part 4 : File protocol specification
備考 JIS X 5724[開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −第
4部 ファイルプロトコル仕様]−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8601 Data elements and interchange formats−Information interchange−Representation of dates and
times
ISO 8650 Informatin processimg systems−Open Systems Interconnection−Protocol specification for the
Association Control Service Element
備考 JIS X 5702(開放型システム間相互接続−アソシエーション制御サービス要素のプロトコル
仕様)−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8822 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Connection oriented
presentation service definition
備考 JIS X 5601(開放型システム間相互接続−コネクション型プレゼンテーションサービス定義)
−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8824 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Specification ofAbstract Syntax
Notation One (ASN.1)
備考 この国際規格に対応する規格として,JIS X 5603[開放型システム間相互接続の抽象構文記
法1 (ASN.1) 仕様]−1990が制定されている。JIS X 5603は,この国際規格に対して日
本語が使用できるように拡張されている。
ISO 8825 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Specification of Basic encoding
rules for Abstract Syntax Notation One (ASN.1)
備考 JIS X 5604[開放型システム間相互接続の抽象構文記法1 (ASN.1) の基本符号化規則仕様]
−1990が,この国際規格と一致している。
ISO 8832 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Specification of the Basic Class
Protocol for Job Transfer and Manipulation
ISO 9804 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Definition of Application
Service ElementsCommitment, Concurrency and Recovery
ISO 9834-2 Information processing systems−Registration of OSI Document Type (1)
注(1) この規格群の制定時点では,規格案である。
3. 用語の意味 用語は,JIS X 5721による。
4. 略語 略語は,JIS X 5721による。

――――― [JIS X 5722 pdf 3] ―――――

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X5722-1991 (ISO 8571-2 : 1988)
第1章 ファイルストアモデル
5. 基本概念 仮想ファイルストアは,一つ以上の応用エンティティが処理する。起動側は,ファイルサ
ービスを提供するFTAM動作有効期間を起動することによってそれらの応用エンティティと通信する。
FTAM動作有効期間において応答側として動作できる各応用エンティティは,各々単一の仮想ファイルス
トアを支援する。したがって,応用エンティティ名称は,仮想ファイルストアの識別に使用することがで
きる。
備考 あいまいさのない応用エンティティ名称の割当て,及びそのエンティティと通信するためのアド
レスを提供するディレクトリサービスの機構については,この規格群の範囲外とする。
ファイルストアは,0個以上の任意の数のファイルを内蔵することができる(図1参照)。
ファイルの性質は,ファイル属性の集合の値によって定義する。これらの属性は,大域的である。すな
わち,ある時点において,単一の属性値がすべての起動側に使用可能となる。
ファイルは,空であるか,又は何らかのファイルコンテンツ及び構造を含むかのいずれかとする。ファ
イル属性の幾つかは,ファイルコンテンツの構造的側面を識別する。
FTAM動作有効期間には,動作有効期間に関連したアクティビティ属性の集合がある。アクティビティ
属性は,二つの型からなる。
第1の型は,ファイル属性と1対1の対応関係にあり,起動側で認識されるこれらの属性の実際の値を
示す。
第2の型は,FTAM動作有効期間内で行われる交換に関する状態情報の現在値及び起動側について確立
された事項とする。これらの属性は,通常,プロトコル交換での対応するパラメタから得る。起動側は,
起動側が関与しているFTAM動作有効期間に関する属性値だけを使用することができる。
ある時点において,0個以上の任意の数の起動側が,FTAM動作有効期間を初期化していることがある。
起動側と応答側の間の交換は,そのFTAM動作有効期間に結合される応答側仮想ファイルストア内の高々
一つのファイルを選択する。

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X5722-1991 (ISO 8571-2 : 1988)
図1 ファイル,属性及びアソシエーションの関係
備考 1 : 1対応
1 : n対応 (n>0)
1 : n対応 (n=>0)
6. ファイル選択 ファイルストアの外部からのファイル選択は,常に,ファイルの名前の参照によって
行う。ファイルへの参照は,応用エンティティ名称で識別されたファイルストアでの意味に限定される。
応用エンティティ名称は,ファイル格納域の位置を示す。この位置は,ファイルサービス利用者には知ら
れているが,FTAMの規定の範囲外とする。ファイル名については,12.による。
ファイル選択は,二つの段階に分けて行う。まず,応用エンティティが仮想ファイルストアを処理して
FTAM動作有効期間を初期化し,次に,そのファイルストア内の全ファイルの中から当該ファイルを一意
に識別する情報をこのエンティティに示す。
一般に,選択は,指定された値とファイル属性との間の幾つかの関係を示す宣言文によって行う。しか
し,ファイルへの参照は,常にファイル名によって行う。
7. ファイル構造
7.1 ファイルアクセス構造 ここでは,階層構造の性質を定義する。この規格では,フラットファイル
及び非構造ファイルの簡単な場合を含む階層化ファイルの抽象構造を,ASN.1を使用してASN.1モジュー
ルの_ISO 8571−FADU(7.2参照)において定義する。階層構造は,次の性質を有する。
(a) ファイルアクセス構造は,順序木とする。
(b) 0個又は1個のデータ単位を,節点に割り当てる。
(c) 構造内の各節点によって,その部分木へのアクセスができる。アクセス単位,つまり部分木は,ファ
イルアクセスデータ単位 (FADU) と呼ばれ,部分木の構造節点及び部分木に含まれるデータ単位から
構成する。木の根節点によって,ファイル全体へのアクセスができる。
(d) 任意選択として,節点は名前をもつ。
(e) 水準数,弧長及び各節点から出る弧数に制限はない。

――――― [JIS X 5722 pdf 5] ―――――

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JIS X 5722:1991の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8571-2:1988(MOD)

JIS X 5722:1991の国際規格 ICS 分類一覧

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