JIS Z 3283:2017 やに入りはんだ

JIS Z 3283:2017 規格概要

この規格 Z3283は、電気機器,電子機器,通信機器などの配線接続,部品の製造などに用いるフラックスを芯として,はんだを線状にしたやに入りはんだについて規定。

JISZ3283 規格全文情報

規格番号
JIS Z3283 
規格名称
やに入りはんだ
規格名称英語訳
Resin flux cored solders
制定年月日
1972年11月1日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 61190-1-3:2010(MOD), ISO 12224-1:1997(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1972-11-01 制定日, 1976-03-01 改正日, 1979-02-01 確認日, 1986-10-01 改正日, 1992-05-01 確認日, 1997-02-20 確認日, 2001-04-20 改正日, 2006-03-25 確認日, 2006-09-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2017-03-21 改正
ページ
JIS Z 3283:2017 PDF [12]
                                                                                   Z 3283 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 外径・・・・[3]
  •  7 試験方法・・・・[4]
  •  7.1 フラックス含有量試験及び特性試験・・・・[4]
  •  7.2 外観試験・・・・[4]
  •  7.3 寸法試験・・・・[4]
  •  8 検査・・・・[4]
  •  9 包装・・・・[4]
  •  10 製品の呼び方・・・・[4]
  •  11 表示・・・・[5]
  •  附属書A(参考)やに入りはんだの特性評価表・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3283 pdf 1] ―――――

Z 3283 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき, 一般社団法人日本
溶接協会(JWES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS Z 3283:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年3月20日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS Z 3283:2006によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3283 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 3283 : 2017

やに入りはんだ

Resin flux cored solders

序文

  この規格は,1997年に第1版として発行されたISO 12224-1及び2010年の第2.1版として発行されたIEC
61190-1-3を基とし, 我が国の実情に合わせるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,電気機器,電子機器,通信機器などの配線接続,部品の製造などに用いるフラックスを芯
として,はんだを線状にしたやに入りはんだについて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 12224-1:1997,Solder wire, solid and flux cored−Specification and test methods−Part 1:
Classification and performance requirements
IEC 61190-1-3:2010,Attachment materials for electronic assembly−Part 1-3: Requirements for
electronic grade solder alloys and fluxed and non-fluxed solid solders for electronic soldering
applications(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7507 ノギス
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-3 溶接用語−第3部 : ろう接
JIS Z 3197 はんだ付用フラックス試験方法
JIS Z 3282 はんだ−化学成分及び形状

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001-1,JIS Z 3001-3及びJIS Z 3282による。

――――― [JIS Z 3283 pdf 3] ―――――

2
Z 3283 : 2017

4 種類

  やに入りはんだの種類は,次による。
a) やに入りはんだに使用するはんだの種類は,JIS Z 3282に規定する種類のはんだとする。
b) やに入りはんだに使用するフラックスの分類は,フラックス系及び構成材料によって,表1による。
表1−フラックスの分類
フラックス系 構成材料
主剤 活性成分 ふっ化物含有
1. 樹脂系 1. ロジンa) 1. 無添加 F.(あり)
2. 合成樹脂b) 2. ハライド系活性剤c) N.(なし)
3. 非ハライド系活性剤
注記 やに入りはんだに使用するフラックスの分類は,表1に従い,順次数字及び記号によって
表す。例えば,112Nの意味は,1 : フラックス系(1. 樹脂系),1 : 主剤(1. ロジン),2 :
活性成分(2. ハライド系活性剤)及びN : ふっ化物含有[N.(なし)]を示す。
注a) 変性ロジンを含む。
b) ペンタエリストールの有機酸エステル,フェノール又はクレゾール誘導体,スチレンマレ
イン酸樹脂,アクリル系樹脂などの樹脂。その多くは,超低残さフラックスに用いる。
c) その他の活性剤があってもよい。
c) やに入りはんだに使用するフラックスの品質分類は,ハライド含有量によって,表2による。
表2−フラックスの品質分類
記号 活性度 フラックス成分のハライド含有量
%(質量分率)
AA 低 0.1以下
A 中 0.1を超え 0.5以下
B 高 0.5を超え 1.0以下

5 品質

  はんだ及びフラックスの品質は,次による。
a) はんだ及びフラックスは,7.2で規定する外観試験で問題がないこと。
b) フラックス含有量は,7.1によって試験し,表3による。
表3−フラックス含有量
単位 %(質量分率)
記号 フラックス含有量 許容範囲 記号 フラックス含有量 許容範囲
F0.5 0.5 0.20以上 0.80未満 F3.5 3.5 3.20以上 3.80未満
F1 1.0 0.70以上 1.30未満 F4 4.0 3.70以上 4.30未満
F1.5 1.5 1.20以上 1.80未満 F4.5 4.5 4.20以上 4.80未満
F2 2.0 1.70以上 2.30未満 F5 5.0 4.70以上 5.30未満
F2.5 2.5 2.20以上 2.80未満 F5.5 5.5 5.20以上 5.80未満
F3 3.0 2.70以上 3.30未満 F6 6.0 5.70以上 6.30未満
c) やに入りはんだのフラックスの特性は,7.1によって試験し,表4による。

――――― [JIS Z 3283 pdf 4] ―――――

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Z 3283 : 2017
表4−フラックスの特性
フラックスの品質分類 AA A B
水溶液比抵抗 Ωm 1 000以上 500以上 −
ハライド含有量a) %(質量分率) 0.1以下 0.1を超え 0.5を超え
0.5以下 1.0以下
広がり率b) % 鉛含有はんだ 75以上 80以上 80以上
鉛フリーはんだ 65以上c) 70以上 70以上
フラックス飛び散り 受渡当事者間の協定による。
腐 銅板腐食 試験片は,いずれも比較試験片と比較して腐食が大でないとする。
食 銅鏡腐食 試験片は標準ロジン溶液と比較 −
して腐食が大でないとする。
乾燥度 試験片は,粉末タルクが,ブラッシングによって容易に除去できると
する。
絶縁抵抗 Ω 条件A d) 1×1011以上 1×1010以上 1×109以上
条件B e) 1×109以上 1×108以上 1×108以上
電圧印加耐湿性−マイグレーションf) 拡大鏡で確認し,一方の極から他方の極に樹枝状の −
金属の生成が認められないこと。
注a) ハライド含有量の測定方法は,JIS Z 3197の8.1.4.2(ハライド系活性剤含有量試験)による。
b) 広がり率の測定方法は,JIS Z 3197の8.3.1.1(はんだ広がり法)による。
c) 表1における構成材料の活性成分が無添加のものについては,適用しない。
d) 試験条件 : 条件A 温度40±2 ℃,相対湿度9095 %,168時間
e) 試験条件 : 条件B 温度85±2 ℃,相対湿度8590 %,168時間
f) 電圧印加耐湿性試験−マイグレーション試験は,受渡当事者間の協定によって省略することができる。

6 外径

  やに入りはんだの外径は,7.3によって試験し,外径の許容差は表5による。
表5−外径の許容差
単位 mm
外径 基準外径 許容差 参考
一巻きの標準質量
kg
0.3 0.30 ±0.03 0.25
0.4 0.40 0.25,0.5
0.5 0.50 ±0.05
0.6 0.60 0.25,0.5,1,2
0.7 0.70
0.8 0.80
1.0 1.00
1.2 1.20
1.5 1.50
1.6 1.60
2.0 2.00
2.3 2.30 1,2,5
2.5 2.50
3.0 3.00 ±0.1

――――― [JIS Z 3283 pdf 5] ―――――

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