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JIS Z 4712:1998 規格概要
この規格 Z4712は、診断用の医用X線管装置及び診断用一体形X線発生装置に取り付けX線照射野を調整することができる,X線ビーム制限用のX線可動絞りについて規定。
JISZ4712 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z4712
- 規格名称
- 診断用X線可動絞り
- 規格名称英語訳
- X-ray beam limiting devices
- 制定年月日
- 1976年4月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 11.040.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1976-04-01 制定日, 1979-03-01 確認日, 1980-01-01 改正日, 1985-05-01 確認日, 1989-12-01 改正日, 1998-06-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS Z 4712:1998 PDF [8]
Z 4712 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS Z 4712 : 1989は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,IEC 60601-1-3 : 1994, Medical electrical equipment−Part 1 :
General requirements for safety−3. Collateral standard : General requirements for radiation protection in diagnostic
X-ray equipment(医用放射線防護規格)とIEC 60601-2-28 : 1993, Medical electrical equipment−Part 2 :
Particular requirements for the safety of X-ray source assemblies and X-ray tube assemblies for medical diagnosis
(診断用X線装置及びX線管装置の個別安全規格)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録
出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 4712 pdf 1] ―――――
Z 4712 : 1998
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 性能・・・・[1]
- 5. 構造・・・・[2]
- 6. 試験・・・・[3]
- 6.1 試験条件・・・・[3]
- 6.2 試験項目・・・・[3]
- 6.3 試験方法・・・・[3]
- 7. 検査・・・・[4]
- 8. 表示・・・・[4]
- 9. 取扱説明書・・・・[4]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 4712 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 4712 : 1998
診断用X線可動絞り
X-ray beam limiting devices
序文
今回の改正は,1997年に国際整合化のために改正されたJIS Z 4701との整合化を重点的に行った。
1. 適用範囲
この規格は,診断用の医用X線管装置及び診断用一体形X線発生装置に取り付け,X線照
射野を調整することができる,X線ビーム制限用のX線可動絞り(以下,可動絞りという。)について規
定する。
なお,ここに規定する以外の事項については,JIS Z 4701の規定を適用する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。
JIS C 1609 照度計
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS Z 4005 医用放射線用語
JIS Z 4511 照射線量測定器及び線量当量測定器の校正方法
JIS Z 4701 医用X線装置通則
JIS Z 4704 医用X線管装置
JIS Z 4711 診断用一体形X線発生装置
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 4005及びJIS Z 4701によるほか,次による。
a) 医用可動絞り X線照射野の寸法を連続的に調整する手段を備えた絞り装置。
b) 投光照準器 光源を含めたX線照射野を光表示する装置。
c) 漏れ線量 利用ビーム以外の方向に可動絞りを透過して放射されるX線量。
d) 最高使用管電圧 可動絞りが使用できる最高管電圧。
e) BL機構 X線管焦点・受像面間距離(以下,SIDという。)の変化,及び受像面積の変化に追従し
て,X線照射野を調整する機構。
4. 性能
JIS Z 4701に適合するX線装置及びJIS Z 4704に適合するX線管装置,又はJIS Z 4711に適合
する診断用一体形X線発生装置(以下,X線管装置に含める。)と組み合わせたとき,次の性能が得られ
なければならない。
a) 最大X線照射野 可動絞りの最大X線照射野は,6.3a)によって試験したとき,SID 65cmにおいて35
×35cmを超えない。
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Z 4712 : 1998
b) 最小X線照射野 可動絞りの最小X線照射野は,6.3a)によって試験したとき,JIS Z 4701の8.2.4(X
線装置のX線ビーム制限)(5)(a)の規定に適合する。
c) 照度 光照射野の照度は,6.3b)によって試験したとき,JIS Z 4701の8.2.7(光照射野表示器による表
示)(2)の規定に適合する。ただし,160lx以上とすることが望ましい。
d) 照度比 光照射野の境界の照度比は,6.3c)によって試験したとき,JIS Z 4701の8.2.7(2)の規定に適合
する。
e) 開度表示 開度表示は,次のとおりとする。
1) 目盛又は数値による開度表示は,JIS Z 4701の8.2.5(X線装置における表示)(1)(b)の規定に適合す
る表示とし,6.3d)1)によって試験したとき,JIS Z 4701の8.2.8(記号又は符号表示及び文字表示の
精度)の規定に適合する。
2) 投光照準器による開度表示は,JIS Z 4701の8.2.7(1)の規定に適合し,6.3d)2)によって試験したとき,
JIS Z 4701の8.2.9(光照射野表示器による表示の精度)の規定に適合する。
f) 漏れ線量 可動絞りの漏れ線量は,6.3e)によって試験したとき,JIS Z 4701の8.4.3(負荷状態におけ
る漏れX線)の規定に適合する。ただし,最大許容値の35%以下とすることが望ましい。
g) 固有ろ過 固有ろ過は,6.3f)によって試験し,アルミニウム当量の最少の公称値を,その可動絞りに
表示する。
h) 絶縁及び耐電圧 絶縁及び耐電圧は,JIS Z 4701の5.7(絶縁及び耐電圧)の規定による。
i) 電撃防止 電撃防止は,次のとおりとする。
1) 電撃に対する保護の方法は,JIS Z 4701の5.1(保護の形式による分類)の(1)クラスI機器とする。
保護接地抵抗は,6.3h)1)によって試験したとき,JIS Z 4701の5.6(保護接地)の規定に適合する。
2) 電撃に対する保護の程度は,JIS Z 4701の5.2(保護の程度による分類)に規定するB形装着部をも
つ機器とする。連続漏れ電流は,6.3h)2)によって試験したとき,JIS Z 4701の5.4(連続漏れ電流の
許容値)の規定に適合する。
5. 構造
可動絞りの構造は,X線管装置と組み合わせ,利用ビームの中心線が受像面に垂直に入射する
とき,X線照射野の中心と受像面の中心とのずれ及びX線照射野と光照射野とのずれを調整できる構造で
なければならない。また,PBL機構があるものについては,受像面とX線照射野とのずれを調整できる構
造でなければならない。さらに,次の各項に適合しなければならない。
a) 照射野は,連続的,かつ,円滑に調整できなければならない。照射野の調節を段階的に行う構造の可
動絞りは,JIS Z 4701の8.2.4(5)(b)の規定に適合する。
b) 撮影専用のX線管装置と組み合わせる可動絞りは,X線照射野を示す投光照準器を備える。
c) 投光照準器のランプは,確実に装着でき,かつ,容易に交換できる構造とし,フィラメントの位置が,
調整できる。
d) 投光照準器のランプには,点灯時間を約30秒以下に制限するタイマを備える。
e) 利用ビームの中心線と可動絞りの中心線とを合致させるため,可動絞りは,X線管装置との組合せ構
造部には±2mmの調整範囲がある。
f) X線管装置との接合部の構造及び外装は,十分な強度がある。
g) 焦点外X線を効果的に低減できる手段を備える。
h) 人体を傷つけるおそれがあるせん鋭な部分は,JIS Z 4701の6.6(表面,角及び縁)の規定を満足する。
i) 投光照準器をもつ可動絞りは,X線を吸収するおそれがない手段で,光照射野の中心を十字で示す。
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Z 4712 : 1998
j) 付加フィルタを使用するもので,投光照準器を妨げることなく付加フィルタが容易に交換できる。
なお,可動絞りの放射口に付加フィルタなどを取り付けるものでは,挿入溝を備え,これらの機構
には,脱落防止機能を備える。
k) 温度上昇による障害防止は,JIS Z 4701の7.2(過度の温度に対する保護)の規定を満足する。
l) 可動絞りの放射口には,防じん板を備える。
m) 撮影用X線管装置に組み合わせる可動絞りは,X線照射野を少なくとも,±30°の範囲で回転できる。
6. 試験
6.1 試験条件
試験は,JIS Z 4701の11.1.1(一般)(3)に規定する環境において,定格電圧及び定格周波
数の電源に接続して行う。
6.2 試験項目
試験項目は,次のとおりとする。
a) 線照射野試験
b) 照度試験
c) 照度比試験
d) 開度表示試験
e) 漏れ線量試験
f) 固有ろ過試験
g) 耐電圧試験
h) 電撃防止試験
1) 保護接地抵抗試験
2) 連続漏れ電流試験
6.3 試験方法
試験方法は,JIS Z 4701の11.1.6(試験用計測器の校正)の規定によって校正された,JIS
Z 4701 の11.1.5(試験用計測器)に規定する計測器を用いて,次の試験による。
a) 線照射野試験 X線照射野試験は,JIS Z 4701の11.5.5(光照射野表示器の表示精度試験)によって
行い,4.a)及び4.b)の規定に適合しているかどうかを調べる。
b) 照度試験 照度試験は,SID 100cmで35×35cmの光照射野において,JIS C 1609に定める照度計,又
はこれと同等以上の性能をもつ照度計を用い,JIS Z 4701の11.5.4(光照射野表示器の照度試験)の(1)
及び(2)によって行い,4.c)の規定に適合しているかどうかを調べる。
c) 照度比試験 照度比試験は,光照射野の境界線において,JIS Z 4701の11.5.4(3)によって行い,4.d)
の規定に適合しているかどうかを調べる。なお,測定距離は,SID 100cmとする。
d) 開度表示試験 開度表示試験は,次のとおりとする。
1) 目盛又は数値による表示の開度表示試験は,JIS Z 4701の11.5.5の規定に準じた試験を行い,表示
したX線照射野と入射面上のX線照射野との大きさの差異が,4.e)1)の規定に適合しているかどう
かを調べる。
2) 投光照準器の開度表示試験は,JIS Z 4701の11.5.5によって行い,4.e)2)の規定に適合しているかど
うかを調べる。
e) 漏れ線量試験 漏れ線量試験は,線量計(1)を用いて,X線管装置からの漏れX線及び可動絞りの放射
口からの一次X線の影響を受けないようにして,可動絞りの放射口を最大及び最小の状態にして,JIS
Z 4704の7.4 17(漏れ線量試験)の規定に準じた試験を行い,4.f)の規定に適合しているかどうかを調
べる。
――――― [JIS Z 4712 pdf 5] ―――――
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JIS Z 4712:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 4712:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1609:1993
- 照度計
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISZ4005:2012
- 医用放射線機器―定義した用語
- JISZ4511:2018
- X線及びγ線用線量(率)測定器の校正方法
- JISZ4701:1951
- 医療用薄ゴムシート
- JISZ4701:1997
- 医用X線装置通則
- JISZ4704:1951
- ゴム製氷ノウ
- JISZ4704:2005
- 医用X線管装置
- JISZ4711:1952
- ゴム製衛生サック
- JISZ4711:2006
- 診断用一体形X線発生装置