JIS B 8225:2012 安全弁―吹出し係数測定方法

JIS B 8225:2012 規格概要

この規格 B8225は、蒸気用及びガス用の安全弁の吹出し係数測定方法について規定。

JISB8225 規格全文情報

規格番号
JIS B8225 
規格名称
安全弁―吹出し係数測定方法
規格名称英語訳
Safety valves -- Measuring methods for coefficient of discharge
制定年月日
1974年1月1日
最新改正日
2017年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.240, 27.060.30
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
圧力容器・ボイラ 2021
改訂:履歴
1974-01-01 制定日, 1977-02-01 改正日, 1986-02-01 改正日, 1993-10-01 改正日, 2001-08-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2012-08-25 改正日, 2017-10-25 確認
ページ
JIS B 8225:2012 PDF [15]
                                                                                   B 8225 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験・・・・[2]
  •  4.1 試験方法・・・・[2]
  •  4.2 計器及び測定方法・・・・[3]
  •  4.3 試験要領・・・・[6]
  •  5 吹出し量及び公称吹出し係数の算定方法・・・・[8]
  •  5.1 吹出し係数決定の条件・・・・[8]
  •  5.2 吹出し量及び公称吹出し係数の算定・・・・[8]
  •  6 公称吹出し量の算定・・・・[11]
  •  6.1 公称吹出し量の算定・・・・[11]
  •  6.2 物性が明らかな一般ガスの吹出し量の換算・・・・[12]
  •  7 試験成績表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8225 pdf 1] ―――――

B 8225 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本ボイ
ラ協会(JBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS B 8225:1993は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8225 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8225 : 2012

安全弁−吹出し係数測定方法

Safety valves-Measuring methods for coefficient of discharge

1 適用範囲

  この規格は,蒸気用及びガス用の安全弁(以下,安全弁という。)の吹出し係数測定方法について規定し,
次の安全弁に適用する。
a) IS B 8210に規定するばね安全弁
b) おもり安全弁
c) パイロット付き安全弁

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS B 7505-1 アネロイド型圧力計−第1部 : ブルドン管圧力計
JIS B 8210 蒸気用及びガス用ばね安全弁
JIS C 1602 熱電対
JIS C 1604 測温抵抗体
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法
JIS Z 8762-1 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第1部 : 一般原理及び要求事項
JIS Z 8762-2 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第2部 : オリフィス板
JIS Z 8762-3 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第3部 : ノズル及びノズル形ベンチュリ管
JIS Z 8762-4 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第4部 : 円すい形ベンチュリ管
JIS Z 8767 臨界ベンチュリノズル(CFVN)による気体流量の測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 8210によるほか,次による。
3.1
ばね安全弁(direct spring loaded safety valve)
円筒コイルばねの圧縮作用によって,直接,弁体に力をかける安全弁。
3.2
おもり安全弁(dead-weight loaded safety valve)
おもりの重みを,直接,弁体にかける安全弁。

――――― [JIS B 8225 pdf 3] ―――――

2
B 8225 : 2012
3.3
パイロット付き安全弁(pilot operated safety valve)
パイロット弁と主弁との組合せからなり,パイロット弁の吹出しによって主弁が作動する安全弁。
3.4
呼び径(nominal size)
安全弁の大きさ(サイズ)を表すための呼び寸法。入口側の呼び径とし,一般にJIS B 2001に規定する
呼び径を準用する。
3.5
吹出し面積(flow area)
安全弁を通過する流量を決定する部分の流路面積で,公称吹出し量の計算に用いる面積。

4 試験

4.1 試験方法

4.1.1  試験用流体
試験に使用する流体は,蒸気,空気又は物性が明らかなガスとする。
4.1.2 試験の種類
試験の種類及びその適用は,次による。
a) 試験A 同一設計系列のもの1) に対し,呼び径が7種類以上にわたる場合,代表的な呼び径3種類を
選び,それぞれについて異なる三つの圧力で実際の吹出し量を測定し(合計9試験),公称吹出し係数
(以下,Kdという。)を定める。Kdは,この設計系列のもの全てに対し,試験をした最低圧力以上の
圧力及び全ての呼び径に使用することができる。呼び径が6種類以下の場合は,2種類の呼び径につ
いて異なる三つの圧力で実際の吹出し量を測定し(合計6試験),Kdを定めることができる。ただし,
呼び径が7種類以上に変更された場合は,再度3種類の呼び径に対してそれぞれ異なる三つの圧力で
試験(合計9試験)を行わなければならない。
注1) “同一設計系列のもの”とは,基本設計を同じくする(流路に沿った各位置での流路径が相
似である)安全弁で,例えば,各呼び圧力に対し,一連の呼び径からなっている形式番号な
どで表現される一群の安全弁をいう。各サイズの吹出し面積と入口面積及び出口面積との比
なども考慮しなければならない。
b) 試験B 呼び径と吹出し面積との組合せごとに異なる四つの圧力で実際の吹出し量を測定し,Kdを定
める。Kdは,試験をした弁と形式及び呼び径が同一の弁に対して,試験をした最低圧力以上の圧力に
使用することができる。試験の結果得られた個々の吹出し係数(以下,Kd' という。)が試験圧力によ
って変化する場合,Kd' とP2/P1(弁出口絶対圧力P2と弁入口絶対圧力P1との比)との関係を示す特
性曲線を引いて,特性曲線が示す値をKdとしてもよい。
c) 試験C 呼び径と設定圧力との組合せごとに3個の安全弁に対して,実際の吹出し量を測定し,Kdを
定める。Kdは,試験をした弁と形式が同一の弁に対して,試験をした呼び径と圧力との組合せだけに
使用することができる。
4.1.3 試験条件及び追加試験
試験条件及び追加試験は,次による。
a) 4.1.2に規定する実際の吹出し量の測定は,1試験条件に対し,1回行えばよい。試験Aにおけるサイ
ズ及び圧力の範囲と試験Bにおける圧力の範囲は,試験設備の能力範囲内で可能な限り広い範囲にわ

――――― [JIS B 8225 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 8225 : 2012
たって採用し,設計範囲を代表するものでなければならない。
b) 安全弁の呼び径が,使用する試験設備の能力を超える場合は,幾何学的に相似形の縮小したモデルを
用いてKdを決定してもよい。
c) d' は,その算術平均値又は特性曲線が示す値の±5 %の範囲に入っていなければならない。入ってい
ない場合は,d) の規定に従って追加試験を行わなければならない。
d) 4.1.2に規定する実際の吹出し量を測定して求めたKd' がc) の規定を満足しない場合は,Kd' がc) の
規定を満足しない安全弁1個に対して,その安全弁を修正したもの2) 又はそれと代替可能な別の安全
弁3) から選んだ,合わせて2個を用いた追加試験を行うことができる。追加試験に用いることのでき
る安全弁の個数は,試験A及び試験Bでは最大4個,試験Cでは最大2個とする。
追加試験を行った場合のc) の評価は,前にc) の規定を満足しなかったKd' 値を除外し,新たに追
加試験によって求めたKd' 値全てを算入して行わなければならない。
注2) “その安全弁を修正したもの”とは,不合格となった要因を取り除くために,部品の取替え
又は修正加工などを行った安全弁をいう。
3) “それと代替可能な別の安全弁”とは,試験Aにおいては同一設計系列の別の安全弁を,試
験B及び試験Cにおいては形式及び呼び径が同一の別の安全弁をいう。
e) 試験流体に蒸気を使用する場合,乾き度98 %以上,過熱度10 ℃以下の蒸気としなければならない。
4.1.4 リフト制限を行って吹出し能力を減じる場合
リフト制限を行って吹出し能力を減じる場合の試験は,次による。
a) リフト制限をした弁の容量は,全開リフトのときの流量特性を決める試験の後に,リフトを制限した
試験を行って決めることができる。
b) リフト制限をした弁については,吹出し係数と弁リフトとの関係を示す特性曲線を作成し,弁の容量
を定める。ただし,制限するリフト量は,全開リフトの30 %,又は1.0 mmのいずれか大きい値以下
であってはならない。
c) 試験においては,調整リングの適正位置についても考慮しなければならない。
4.1.5 安全弁の調整
試験中に安全弁を調整してはならない。
4.1.6 試験におけるリフトの固定
試験は,作動特性試験によって確認されたリフトと同じリフトに,弁体を機械的に固定して行ってもよ
い。
4.1.7 低圧域における流量測定
低圧域における流量測定において,Kd' が算術平均の±5 %の範囲に入らない場合,各試験圧力における
平均値とP2/P1(弁出口絶対圧力P2と弁入口絶対圧力P1との比)との関係を示す特性曲線を引く。
各測定値は,サイズごとにこの特性曲線が示す値の±5 %の範囲に入っていなければならない。
4.1.8 設計変更
安全弁の流路,リフトの変更など,作動特性及び流量特性に影響を及ぼすような形で設計変更が行われ
た場合は,新たに試験を実施しなければならない。

4.2 計器及び測定方法

4.2.1  大気圧の測定
大気圧は,器差が33.3 Pa以下の適切な計器で測定する。ただし,各地方気象台が報告する測定値に高度
補正を行ったものを,大気圧として使用することもできる。

――――― [JIS B 8225 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 8225:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8225:2012の関連規格と引用規格一覧