JIS E 1303:2001 規格概要
この規格 E1303は、軌間1 067mm及び1 435mmの鉄道用分岐器類について規定。全国新幹線鉄道整備法に基づく新幹線鉄道用分岐器類には適用しない。
JISE1303 規格全文情報
- 規格番号
- JIS E1303
- 規格名称
- 鉄道用分岐器類
- 規格名称英語訳
- Railway turnouts and crossings
- 制定年月日
- 1953年10月17日
- 最新改正日
- 2016年10月12日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 45.080
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- 鉄道 2019
- 改訂:履歴
- 1953-10-17 制定日, 1956-10-16 改正日, 1959-10-16 確認日, 1961-01-01 改正日, 1964-01-01 確認日, 1966-11-14 改正日, 1969-11-19 確認日, 1971-03-01 改正日, 1974-03-01 確認日, 1977-01-01 確認日, 1978-06-15 改正日, 1984-01-20 確認日, 1988-11-28 確認日, 1993-04-26 改正日, 2001-06-27 改正日, 2005-12-25 確認日, 2011-05-25 確認日, 2016-10-12 確認
- ページ
- JIS E 1303:2001 PDF [55]
E 1303 : 2001
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS E 1303 : 1993が改正され,この規格に置き換えられる。
この規格に従うことは,次に示す特許権の使用に該当するおそれがある。
1. 発明の名称 轍叉軌条
設定登録日 昭和59年6月28日(圧接クロッシングについて)
2. 発明の名称 溶接クロッシング及びその製造方法
設定登録日 昭和63年1月30日(無開先電子ビーム溶接クロッシングについて)
なお,この記載は,上記に示す特許権の効力,範囲などに関して何ら影響を与えるものではない。
上記特許権の使用者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的,かつ,合理的な条件で,いかなる者
に対しても当該特許権の実施を許諾する意志があることを保証している。
この規格の一部が,上記に示す以外の技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,
又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性がある。主務大臣及び日本工業標準調査会は,この
ような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出
題にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS E 1303には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 組立分岐器類
附属書2(規定) スラッククエンチ用Sレール
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS E 1303 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
E 1303 : 2001
鉄道用分岐器類
Railway turnouts and crossings
1. 適用範囲 この規格は,軌間1 067mm及び1 435mmの鉄道用分岐器類(以下,分岐器類という。)に
ついて規定する。ただし,全国新幹線鉄道整備法に基づく新幹線鉄道用分岐器類には適用しない。
2. 引用規格 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS E 1311によるほか,次による。
a) 無開先電子ビーム溶接クロッシング レール母材同士の溶接面を開先を付けずに密着させ,真空中で
密着面に電子ビームを照射させて溶接したクロッシング。
4. 分岐器類の種類 種類は,次の4種とする。
a) 片開き分岐器
b) 両開き分岐器
c) ダイヤモンドクロッシング
d) 乗越分岐器
5. 構成及び形状・寸法
5.1 構成 分岐器は,ポイント,クロッシング,ガード及びレールから構成し,ダイヤモンドクロッシ
ングは,K字クロッシング,クロッシング,ガード及びレールから構成する。
構成の例を,図1及び図2に示す。
図1 片開き分岐器の一例
――――― [JIS E 1303 pdf 2] ―――――
2
E 1303 : 2001
図2 ダイヤモンドクロッシングの一例
5.2 形状・寸法
5.2.1 線形 分岐器類の線形は,JIS E 1304による。
5.2.2 ポイントの形状・寸法 ポイントの形状・寸法は,JIS E 1305による。
5.2.3 クロッシングの形状・寸法 クロッシングの形状・寸法は,JIS E 1306による。
5.2.4 ガードの形状・寸法 ガードの形状・寸法は,JIS E 1307による。
5.2.5 寸法許容差 寸法許容差は,次による。
a) ポイント,クロッシング及びガードは,付図115による。
b) ボルト及びナットは,特に指定がない限り,JIS B 1180及びJIS B 1181の等級Cによる。
c) 割りピンは,JIS B 1351による。
d) リベットは,JIS B 1214による。
e) 床板類のレール締結用ボルトの頭部が入る球面孔は,基準寸法のボルトの頭頂面が床板などの底面か
ら,0.51.5mm内側になる寸法でなければならない。
f) ボルトの回止め座金,継目板などで回止め溝がある場合は,その溝の幅は±0.5mm,深さは±0.5mm
とする。
5.15.0
g) 付図に規定されていないボルト用などの孔径は±0.5mmとし,犬くぎ用角孔の辺長は +
− mmとする。
5.2.6 組立分岐器類 組立分岐器類は,5.2.15.2.5の規定によるほか附属書1による。
6. 材料
6.1 レール 分岐器類に用いるレールの材料は,JIS E 1101及びJIS E 1120による。ただし,スラック
クエンチ用Sレールは,附属書2による。
6.2 圧接クロッシング 圧接クロッシングに用いるレールの材料は,JIS E 1101及びJIS E 1120による。
ただし,100kgレール(1)は,これに準じる。
注(1) 数字は,1mについての近似質量を示し,ノーズレール前端部の製作に用いる特殊断面形状のレ
ール。
6.3 無開先電子ビーム溶接クロッシング 無開先電子ビーム溶接クロッシング[以下,NEWクロッシン
グという(Non-groove Electron Beam Welding Crossingの略)。]に用いるレールの材料は,JIS E 1120によ
る。
6.4 マンガンクロッシング マンガンクロッシングの材料は,JIS G 5131のSCMnH3による。
6.5 部品 分岐器類部品の材料は,表1によるほか,これと同等品以上とする。
――――― [JIS E 1303 pdf 3] ―――――
3
E 1303 : 2001
表1 部品の材料
部品名 材料 適用する形状・寸法の規格
転てつ棒 JIS G 3101のSS400 JIS E 1305の付図7.1,7.2
JIS G 3106のSM400A JIS E 1305の付図1.21.5,3.10,3.11,8.3,9.3
JIS E 1306の付図14.2,14.3,17.4
控え棒 JIS G 3101のSS400 JIS E 1305の付図3.12
JIS G 3106のSM400A JIS E 1305の付図1.6,1.7,8.4,9.4
連結板 JIS G 3101のSS400 JISE 1305の付図7.37.6,8.5
JIS G 3106のSM400A JISE 1305の付図1.8,3.133.17,6.2
JISE 1306の付図14.4,17.5,17.6
止め金具 JIS G 3101のSS400又は JISE 1305の付図1.9,3.183.21,7.7
JIS G 5502のFCD400 JIS E 1306の付図14.5,17.7,17.8
間隔材 JIS G 3101のSS400又は JIS E 1305の付図1.10,1.11,6.3,6.4,7.8,7.9
JIS G 5101のSC450 JIS E 1306の付図16−6,7,付図710−7,8,付図12−6,7,
付図13−1215,付図14.10,14.11
JIS G 3101のSS400 JIS E 1306の付図14.614.9
JIS G 5501のFC200 JIS E 1306の付図1−5,813,付図2−5,810,付図3−5,8
15,付図4−5,813,付図5−5,810,付図6−5,815,
付図7−6,915,付図8−6,916,付図9−6,915,付図10
−6,9,付図11−511,付図12−5,812,付図13−711,
1620,付図20−3,4,付図21−35
JIS E 1307の付図1.1,8.1,9.19.4
分岐継目板 JIS G 3101のSS400 JIS E 1305の付図1.12,6.5,6.6,7.10,7.11,8.68.8,9.5,9.6
JIS E 1306の付図14.12
JIS G 3101のSS400又は JIS E 1306の付図14.1314.16
JIS G 5101のSC450
カラー JIS G 4051のS30CS45Cを JIS E 1305の付図1.13,7.12,8.9
熱処理して,硬さ3045HS JIS E 1306の付図14.17
としたもの。
座金 JIS G 3101のSS400又は JIS E 1305の付図1.141.20,3.223.34,7.137.19,8.108.12,付図
JIS G 5502のFCD4100 1.29−2
JIS E 1306の付図1−1417,付図2−1114,付図3−1619,付図4
−1417,付図5−1114,付図6−1619,付図7−1619,付図8−17
20,付図9−1619,付図10−,付図11−1215,付図12−13
16,付図13−,付図14.1814.26,17.917.16,17.19,付図20
−57,付図21−610
JIS E 1307の付図1.21.6,4.14.3,9.5,9.6,10.110.4,11.1
JIS G 3101のSS400, JIS E 1305の付図1.29−1
JIS G 5101のSC450又は
JIS G 5502のFCD400
JIS G 4801のSUP6,SUP9 JIS E 1305の付図1.30
又はJIS G 4401のSK5, JIS E 1306の付図17.17,17.18
SK7を熱処理したもの。
レールブレス JIS G 3101のSS400, JIS E 1305の付図1.21,3.353.37,8.13
JIS G 5101のSC450又は JIS E 1306の付図14.27,14.28,17.20,17.21
JIS G 5502のFCD450
JIS G 5501のFC200 JIS E 1305の付図7.20
JIS E 1307の付図9.7
――――― [JIS E 1303 pdf 4] ―――――
4
E 1303 : 2001
部品名 材料 適用する形状・寸法の規格
床板 JIS G 3101のSS400 JIS E 1305の付図1.221.28,3.383.54,7.217.23,8.148.17,9.7
9.9
JIS E 1306の付図11−20,,付図14.2914.43,17.2217.40
JIS E 1307の付図1.7,4.4,4.5,8.2,9.8,9.9,10.5,10.6,11.2
ボルト JIS G 3101のSS490 JIS E 1305の付図3−,付図4−,付図5−
JIS E 1306の付図17−,付図18−,付図19−
JIS G 4051のS45CS55Cを JIS E 1305の付図1−,付図2−,付図6−,付図7−
熱処理して,硬さ255 ,付図8−20,付図9−
331HBとしたもの(2)。 JIS E 1306の付図1−18,付図2−15,付図3−20,付図4−18,付図5−
15,付図6−20,付図7−20,付図8−,付図9−20,付図10−,付
図11−16,付図12−17,付図13−,付図14−,付図15− ,
付図16−,付図20−8
JIS E 1307の付図1,2,3−10,付図8−10,付図9−9,付図10,11−
8
JIS E 1107の継目板ボルトB JIS E 1305の付図3−,付図4−,付図5−
種の強度区分10.9による。JIS E 1306の付図17−,付図18−,付図19−,付図
21−1114
JIS E 1307の付図1,2,3−9,付図4,5,6,7−7,8,付図8−9,
付図10,11−7
ナット JIS G 3101のSS400以上 材料が,JIS G 3101のSS490のボルトに使用するナット。
JIS G 4051のS45CS55Cを 材料が,JIS G 4051のS45CS55Cを熱処理したボルト及びJIS E 1107の
熱処理したもの(2)。 B種によるボルトに使用するナット。
ファングボル JIS G 3101のSS400 JIS E 1305の付図7−
ト JIS E 1307の付図9−10
ばね座金 JIS B 1251の2号 JIS E 1305の付図3.12−ばね座金
JIS E 1115 −
リベット JIS G 3104のSV400 −
割りピン JIS G 3505のSWRM12 −
注(2) 次の付図によるものは,JIS G 3101のSS400以上を使用してもよい。
JIS E 1305の付図3−,付図4−,付図5−,付図7−
,付図15−,付図16−
JIS E 1306の付図11−16,付図14− ,付図17− ,付図18− ,付図19−
JIS E 1307の付図9−9
7. 製造方法及び加工方法
7.1 レールの加工
7.1.1 切断 レールの切断は,機械加工によって行い,溶断したり折断してはならない。
7.1.2 曲げ レールを曲げたり,曲がりを直したりする際は,その品質を損なわない方法によらなければ
ならない。
7.1.3 成形 レールの頭部,底部及び腹部の成形は,機械加工又は熱間鍛造による。熱間鍛造の場合は,
その品質を損なわない方法によらなければならない。
7.1.4 孔あけ レールの孔あけ(3)は,機械加工によらなければならない。
注(3) 次の孔あけは,曲げ加工後に行う。
− 可動レールの転てつ棒及び連結板取付孔
− トングレールの曲げ点付近の孔
7.1.5 仕上げ 仕上げは,次による。
a) 6.1.3の成形後の仕上げ面の粗さは,JIS B 0601による36 刀 JIS E 1305の付図1.1,
――――― [JIS E 1303 pdf 5] ―――――
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JIS E 1303:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 45 : 鉄道工学 > 45.080 : レール及びレール部品
JIS E 1303:2001の関連規格と引用規格一覧
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- JISB1180:2014
- 六角ボルト
- JISB1181:2014
- 六角ナット
- JISB1214:1995
- 熱間成形リベット
- JISB1251:2018
- ばね座金
- JISB1351:1987
- 割りピン
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- 継目板用及びレール締結用のボルト及びナット
- JISE1115:1978
- 継目板用ばね座金
- JISE1120:2007
- 熱処理レール
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- 鉄道用分岐器類の線形
- JISE1305:2018
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