JIS K 1463:2007 過酸化水素

JIS K 1463:2007 規格概要

この規格 K1463は、工業用の過酸化水素について規定。

JISK1463 規格全文情報

規格番号
JIS K1463 
規格名称
過酸化水素
規格名称英語訳
Hydrogen peroxide
制定年月日
1962年2月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1962-02-01 制定日, 1965-02-01 確認日, 1968-04-01 確認日, 1971-06-01 改正日, 1974-11-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1983-03-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 2002-06-20 確認日, 2007-06-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 1463:2007 PDF [8]
                                                                                   K 1463 : 2007

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 品質・・・・[2]
  •  5 試験方法・・・・[2]
  •  5.1 一般事項・・・・[2]
  •  5.2 試料採取方法・・・・[2]
  •  5.3 過酸化水素濃度・・・・[2]
  •  5.4 安定度・・・・[4]
  •  5.5 蒸発残分・・・・[5]
  •  5.6 遊離酸(H2SO4として)・・・・[5]
  •  6 表示・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 1463 pdf 1] ―――――

K 1463 : 2007

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本無機薬品協会
(JICIA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 1463:1971は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 1463 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 1463 : 2007

過酸化水素

Hydrogen peroxide

序文

  この規格は,1962年に制定され,その後1回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1971年に
行われたが,その後の試験方法の見直し及び新しい分析装置に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,工業用の過酸化水素について規定する。この規格の過酸化水素は,過酸化水素水溶液のこ
とをいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6202 化学分析用白金皿
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8247 過マンガン酸カリウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8896 メチルレッド(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS R 1302 化学分析用磁器蒸発ざら
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8802 pH測定方法

――――― [JIS K 1463 pdf 3] ―――――

2
K 1463 : 2007

3 種類

  過酸化水素の種類は,次の2種類とする。
a) 質量分率60 %過酸化水素
b) 質量分率35 %過酸化水素

4 品質

  過酸化水素は,箇条5によって試験を行ったとき,表1の規定に適合しなければならない。
表1−品質
項目 種類
質量分率60 %過酸化水素 質量分率35 %過酸化水素
過酸化水素濃度 質量分率% 60.061.0 35.036.0
安定度 % 97.0以上 97.0以上
蒸発残分 質量分率% 0.05以下 0.05以下
遊離酸(H2SO4として)質量分率% 0.05以下 0.05以下

5 試験方法

5.1 一般事項

  試験に共通する一般事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。分析に用いる水は,JIS K 0557に規定
するA2又はA3の水を用いる。
警告 過酸化水素は,目,皮膚,粘膜などに対し刺激性をもつため,接触に注意するとともに,取扱
いに当たっては,保護めがねなどの保護具を着用する。

5.2 試料採取方法

  試料は,全体を代表するように,受渡当事者間の協定に基づく合理的な方法によって採取する。

5.3 過酸化水素濃度

5.3.1  一般
試料に硫酸を加え,過マンガン酸カリウム溶液で滴定する。
5.3.2 試薬
試薬は,分析用の試薬を用い,次による。
a) しゅう酸ナトリウム JIS K 8005に規定する容量分析用標準物質。
b) 過マンガン酸カリウム JIS K 8247に規定するもの。
c) 硫酸 (1+4) 水400 mLにJIS K 8951に規定する硫酸を100 mLの割合で,冷却しながら静かに加え
調製する。
5.3.3 試験器具
a) ガラスろ過器 JIS R 3503に規定する17G4又は25G4。
b) 平形はかり瓶
c) ガラスビュレット又は電動ビュレット
5.3.4 0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液の調製
a) 過マンガン酸カリウム約3.3 gをはかりとり,フラスコ2 Lに移し入れ,水約1 050 mLを加えて溶か
す。調製する量に応じて,過マンガン酸カリウムと水との量を同じ割合で増減する。

――――― [JIS K 1463 pdf 4] ―――――

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K 1463 : 2007
b) 12時間穏やかに煮沸した後,18時間以上暗所に放置する。
c) 放置した上澄み液を,ガラスろ過器を用いてろ過する。ろ過の前後に水洗しない。
d) ろ過した後,洗浄した褐色瓶に入れてよく混合し,暗所に保存する。
5.3.5 0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液の標定
a) しゅう酸ナトリウムを200 ℃で約60分間加熱した後,デシケーターに入れ30分間以上放冷する。
b) 滴定容器にa)のしゅう酸ナトリウム約0.2 gを0.1 mgのけたまではかりとり,水80 mLを加えて溶か
す。
c) )に硫酸 (1+4) 20 mLを加え,静かにかき混ぜながらビュレットを用い,0.02 mol/L過マンガン酸カ
リウム溶液を予想する終点の約2 mL前まで約1分間で加え,紅色が消えるまで放置する。
d) さらに,5560 ℃に加熱し滴定を続ける。終点前の0.51.0 mLは1滴ずつ加え,色が消えてから次
の1滴を加える。微紅色が30秒間消えない点を終点とする。
e) 別に硫酸 (1+4) 20 mL及び水80 mLを5560 ℃に加熱し,空試験を行う。
f) ファクター(f)は,次の式によって算出する。
a A
f
.0006 700 (VS Vb )100
ここに, f : 0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液のファクター
a : はかりとったしゅう酸ナトリウムの質量 (g)
A : しゅう酸ナトリウムの純度(質量分率%)
0.006 700 : 0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液1 mLに相当する
しゅう酸ナトリウムの質量 (g)
Vs : 滴定に要した0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液の
体積 (mL)
Vb : 空試験に要した0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液
の体積 (mL)
g) 0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液は,不純物,保存環境などによってファクターが経時変化しや
すいため,保存中の溶液について期間を定め,再標定を行う。
5.3.6 操作
a) 試料は,平形はかり瓶に,表2に示す量を0.1 mgまではかりとる。
表2−試料量
単位 g
質量分率60 %過酸化水素 1.0
質量分率35 %過酸化水素 1.7
b) )の試料は,全量フラスコ250 mLに移す。すべての試料を移すために,平形はかり瓶を水で洗浄しな
がら全量フラスコに移す。その後,水を標線まで加えよく振り混ぜる。
c) )から20 mLを全量ピペットでコニカルビーカー200 mLにとり,硫酸 (1+4) 10 mLを加える。
d) )の溶液を0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液で滴定し,微紅色が30秒間消えない点を終点とする。
e) 5.3.5及び5.3.6で用いる,0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液の液温は,同じとする。液温に違いが
ある場合は,JIS K 8001の3.7 (4) に従って温度補正を行う。
f) 5.3.5及び5.3.6の滴定を行うときに,JIS K 0113に規定する電位差滴定装置を用いて,0.02 mol/L過マ

――――― [JIS K 1463 pdf 5] ―――――

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JIS K 1463:2007の関連規格と引用規格一覧