JIS K 1513:1994 酢酸エチル

JIS K 1513:1994 規格概要

この規格 K1513は、工業用の酢酸エチルについて規定。

JISK1513 規格全文情報

規格番号
JIS K1513 
規格名称
酢酸エチル
規格名称英語訳
Ethyl acetate
制定年月日
1953年5月25日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1386:1983(MOD)
国際規格分類

ICS

71.080.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1953-05-25 制定日, 1956-04-18 確認日, 1957-11-25 改正日, 1960-11-25 確認日, 1963-12-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-06-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1994-02-01 改正日, 2002-06-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 1513:1994 PDF [11]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 1513 1994

酢酸エチル

Ethyl acetate

                                 CH3COOC2H5 FW : 88.11
1. 適用範囲 この規格は,工業用の酢酸エチルについて規定する。
備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. この規格の対応国際規格を,付表2に示す。
2. 品質 品質は,3.によって試験したとき,表1のとおりとする。
表1 品質
項目 品質
外観 異物がなく透明な液体
色 ハーゼン色数 10以下
密度 (20℃) /cm3 0.8970.902
純分 % 99.0以上
水分 % 0.1以下
蒸発残分 % 0.005以下
酸分 % 0.002以下
3. 試験方法
3.1 一般事項 試験について共通する一般事項は,JIS K 0050による。
3.2 数値の丸め方 JIS Z 8401による。
3.3 試料採取方法 品質を均一とみなすことができる1ロットから製品の容器の種類によって,次に規
定する方法で代表試料を採取する。
なお,ロットの設定,試料採取の時期及び場所については,当事者間の合意による。
3.3.1 大形容器(タンク,タンク車,タンクローリー,タンカーなど)の場合
(1) 要旨 大形液体試料採取器を用いて,容器内容物を所定の位置から採取し,所定の割合で適切な試料
容器に移し,よく混合して代表試料とする。
(2) 器具
大形液体試料採取器 栓付きの金属製で規定の深さの所まで入れて栓を開き,試料を満たした後,そ
のまま取り出すことができるもの。例を図1に示す。

――――― [JIS K 1513 pdf 1] ―――――

2
K 1513 1994
図1 大形液体試料採取器の例
(3) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 試料の採取位置 直立円筒形タンクなど,均一な横断面をもつタンクの場合は,液面の高さの65,63
及び61に相当する位置から,また,横置円筒形タンクの場合は,表2によってそれぞれ等量の試料
を採取する。
なお,製品の品質が安定していることが確認できる場合には,他の合理的な方法で採取してもよ
い。
表2 横置円筒形タンクの試料の採取位置と混合比
試料採取位置(容器の底からの高さ)
容器内容物の深さ 試料混合比(体積比)
(直径に対する%) (直径に対する%)
上層 中層 下層 上層 中層 下層
90 75 50 20 3 4 3
80 70 50 20 2 5 3
70 − 50 20 − 6 4
60 − 50 20 − 5 5
50 − 40 20 − 4 6
40 − − 20 − − 10
30 − − 15 − − 10
20 − − 10 − − 10
10 − − 5 − − 10
(b) 試料の採取方法 大形容器の口を開き,清浄で乾燥した大形液体試料採取器を栓をしたまま所定の
位置まで沈める。

――――― [JIS K 1513 pdf 2] ―――――

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次に,たぐり綱を一気に引き上げて栓を抜き,液面に気泡が上がってこなくなるまでその位置に
保って試料を満たした後,引き上げて採取する。採取した試料は,清浄で乾燥した共栓付褐色ガラ
ス瓶に入れ,直ちに栓をする。
(c) 試験用試料の調製 採取した試料は,直立円筒形タンクの場合には3か所から採取した試料をそれ
ぞれ等量ずつ,また,横置円筒形タンクの場合には,表2の混合比になるように採取した試料を清
浄で乾燥した適切な試料容器に移し,よく混合して,このうちの1l以上を試験用試料とする。
なお,試料調製後,直ちに試験を行わないときは,清浄で乾燥した共栓付褐色ガラス瓶に入れ,
密栓をして保存する。
3.3.2 小形容器(金属板製18リットル缶,鋼製ドラム缶など)の場合
(1) 要旨 小形液体試料採取器を用いて,幾つかの小形容器からそれぞれ等量ずつの試料を採取する。採
取した試料は,適切な試料容器に移し,よく混合して,代表試料とする。
(2) 器具
小形液体試料採取器 ガラス管で,口を開いたまま小形容器に入れ,試料を流入させた後,口をふさ
いで取り出すことができるもの。例を図2に示す。
図2 小形液体試料採取器の例
(3) 操作 操作は,次のとおり行う。
(a) 小形容器の抜取個数 1ロットから複数の小形容器を抜き取る場合は,表3に示す個数をランダム
に抜き取る。
なお,製品の品質が安定していることが確認できる場合には,抜取個数を変更してもよい。
表3 小形容器の抜取個数
容器数 抜取個数 容器数 抜取個数
1 4 全数 76100 10
510 5 101125 11
1120 6 126150 12
2130 7 151200 13
3150 8 201250 14
5175 9 251以上 14+ 愀 1)
注(1) 次の式によって算出し,小数点以下
は,切り上げて整数とする。
250
50
ここに, n : 容器数

――――― [JIS K 1513 pdf 3] ―――――

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(b) 試料の採取方法 小形容器の口を開き,清浄で乾燥した小形液体試料採取器の口を開いたまま容器
の中に入れ,先端が器底に達した後,液体試料採取器の口を閉じ引き上げて試料を採取する。
(c) 試験用試料の調製 採取した試料は,それぞれ等量を清浄で乾燥した適切な試料容器に移し,よく
混合して,このうちの1l以上を試験用試料とする。
なお,試料調製後,直ちに試験を行わないときは,清浄で乾燥した共栓付褐色ガラス瓶に入れ,
密栓して保存する。
3.4 外観
(1) 要旨 目視によって試料の外観を調べる。
(2) 器具
比色管 内径約23mm,高さ約400mmの無色透明の共栓付平底ガラス試験管を用い,底部から200
300mmの高さに100mlの標線を付けたもの。
(3) 操作 試料を比色管の標線まで入れ,白地及び黒地を背景として上方及び側方から透視し,透明であ
って,浮遊物,ごみなどの異物の有無を調べる。
3.5 色 色は,目視比色法,分光測光器又は光電色彩計による比色法によって測定し,ハーゼン色数を
求める。
3.5.1 目視比色法
(1) 要旨 試料の透過色をハーゼン標準色数と目視で比較してハーゼン色数を求める。
(2) 装置及び器具 装置及び器具は,次のとおりとする。
(a) 比色装置 2本以上の比色管を立てる支持台,白色の平滑なガラス底板,側面からの散乱を防ぐ黒
色の遮光板及び底板を透かして光線を導入する反射鏡からなり,JIS C 7601に規定する拡散昼光の
下で,比色管の上から透視して液の色を比較することができるもの。
(b) 比色管 3.4(2)で規定したものと同材質同形のもの。
(3) 試薬 試薬は,次のとおりとする。
(a) ヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウム JIS K 8163に規定するもの。
(b) 塩化コバルト (II) 六水和物 JIS K 8129に規定するもの。
(c) 塩酸 JIS K 8180に規定する特級。
(4) ハーゼン標準比色液の調製 ヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウム1.245g及び塩化コバルト (II) 六水
和物1.000gを量り取り,塩酸100ml及び水を加えて溶解する。全量フラスコを用い水を加えて1lと
し,この液を比色原液(ハーゼン番号500番)とする。比色原液の吸光度は,分光光度計(吸収セル
10mm)を用いて,水を対照液として測定したとき,表4の許容範囲に入らなければならない。
なお,500番未満のハーゼン標準比色液の作り方は,表5による。
表4 比色原液の吸光度許容範囲
波長nm 吸光度
430 0.1100.120
455 0.1300.145
480 0.1050.120
510 0.0550.065

――――― [JIS K 1513 pdf 4] ―――――

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K 1513 1994
表5 ハーゼン標準比色液
標準比色液の番号比色原液 ml 水 ml
5 1 99
10 2 98
15 3 97
20 4 96
25 5 95
30 6 94
比色原液及び標準比色液は,密栓した着色ガラス瓶に入れ暗所に保存する。保存期間は,原則とし
て調製後,ハーゼン500番の比色原液については1か年以内とし,ハーゼン500番未満のハーゼン標
準比色液は1か月以内とする。
(5) 操作 比色管にハーゼン標準比色液を標線 (100ml) まで入れる。別の比色管に試料をハーゼン標準比
色液と同じ高さまで入れ,両管を比色装置の中に並べて立て,両管を上から透視して液の色を比較し,
ハーゼン色数を求める。
なお,二つの中間にあるときは二つのうち,濃い方の番号を採択する。
3.5.2 分光測光器又は光電色彩計による比色法
(1) 要旨 試料とハーゼン標準比色液との透過色を分光測光器又は光電色彩計によって比較し,ハーゼン
色数を求める。
(2) 装置 JIS Z 8722の4.(分光測色方法)又はJIS Z 8722の5.(刺激値直読方法)に規定する分光測光
器又は光電色彩計を用いる。
(3) 操作 JIS Z 8722の4.4(透過物体の測定方法)又はJIS Z 8722の5.3(測定方法)による。
(a) ハーゼン標準比色液の黄変度 ( ‰ 光測光器又は光電色彩計によって測定し,あらかじめ検量
線を作成する。
(b) 次に,試料の黄変度 ( ‰ 光測光器又は光電色彩計で測定し,検量線からハーゼン色数を求め
る。
3.6 密度 密度は,振動式密度計法,浮ひょう法又は比重瓶法によって求める。
3.6.1 振動式密度計法
(1) 要旨 JIS K 0061の4.3(振動式密度計法)によって20℃の密度を求める。
(2) 装置 振動式密度計は,JIS K 0061の4.3.2(装置及び器具)に規定するB形のもの。
(3) 操作 校正(試料セル定数の決定)及び測定は,JIS K 0061の4.3.4[振動式密度計の校正(試料セル
定数の決定)]及び4.3.5(測定の手順)によって行う。
(4) 計算 密度は,次の式によって算出する。
2 2
D DW K(Ts TW )
ここに, D : 試料の密度 (20℃) (g/cm3)
Dw : 水の密度 (20℃) (g/cm3)
K : 試料セル定数 (20℃)
Ts : 試料の振動周期 (20℃)
Tw : 水の振動周期(校正の際求めた値) (20℃)
参考 密度から比重を求める場合は,次の式による。
D
G
.099820
ここに, G : 試料の比重 (20/20℃)

――――― [JIS K 1513 pdf 5] ―――――

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JIS K 1513:1994の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1386:1983(MOD)

JIS K 1513:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 1513:1994の関連規格と引用規格一覧