JIS K 8305:2013 m-クレゾール(試薬)

JIS K 8305:2013 規格概要

この規格 K8305は、試薬として用いるm-クレゾール(化学名 : 3-ヒドロキシ-1-メチルベンゼン)について規定。

JISK8305 規格全文情報

規格番号
JIS K8305 
規格名称
m-クレゾール(試薬)
規格名称英語訳
m-Cresol (Reagent)
制定年月日
1956年10月27日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
1956-10-27 制定日, 1960-01-30 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-04-01 改正日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 改正日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2013-03-21 改正日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 8305:2013 PDF [7]
                                                                                   K 8305 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(C7H8O)(GC)・・・・[3]
  •  6.3 水酸化ナトリウム溶液溶状・・・・[4]
  •  6.4 密度(20 ℃)・・・・[5]
  •  6.5 凝固点・・・・[5]
            20
6.6 屈折率 nD 5
  •  7 容器・・・・[5]
  •  8 貯蔵方法・・・・[5]
  •  9 表示・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8305 pdf 1] ―――――

K 8305 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8305:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成25年9月20日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8305:1994によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8305 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8305 : 2013

m-クレゾール(試薬)

                                    m-Cresol (Reagent)
C7H8O FW : 108.14
OH
CH3

序文

  この規格は,1956年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1994年に
行われたが,その後の試験・研究開発などの技術進歩に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるm-クレゾール1) について規定する。
注1) 化学名 : 3-ヒドロキシ-1-メチルベンゼン
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシート : JIS Z
7250‐2012年廃止,猶予期間2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健
康に対する適切な措置をとらなければならない。
なお,m-クレゾールは,引火性があるので火気に注意する。また,有害なので,蒸気の吸入,
粘膜・皮膚への付着などを避ける。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法
JIS K 0062 化学製品の屈折率測定方法
JIS K 0065 化学製品の凝固点測定方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則

――――― [JIS K 8305 pdf 3] ―――――

2
K 8305 : 2013
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  m-クレゾールは,無色から薄い黄色の液体で,特異な臭いがある。放置すると徐々に着色し,薄い紅色
又は褐色となる。エタノール(99.5)及びジエチルエーテルに極めて溶けやすく,水にやや溶けにくく,
水酸化ナトリウム溶液に溶ける。沸点は,約202 ℃である。

4.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数3 348 cm-1,3 039 cm-1,2 921 cm-1,
1 590 cm-1,1 491 cm-1,1 280 cm-1,1 155 cm-1,927 cm-1,775 cm-1,688 cm-1,539 cm-1及び443 cm-1付近に
主な吸収ピークを認める。試料調製をJIS K 0117の5.4 a)(液膜法)によって行い,窓板に臭化カリウム
を用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。
なお,試料が固体の場合は,試料を約30 ℃の恒温槽中で溶かして液体としたものを試料調製に用いる。
図1−赤外吸収スペクトルの例
注記 図1は,独立行政法人産業技術総合研究所のSDBSから引用したものである。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。

――――― [JIS K 8305 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 8305 : 2013
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(C7H8O)(GC) 質量分率 % 98.0以上 6.2
水酸化ナトリウム溶液溶状 試験適合 6.3
密度(20 ℃) g/ml 1.0321.035 6.4
凝固点 ℃ 10.012.0 6.5
20
屈折率 n
D 1.5381.542 6.6

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(C7H8O)(GC)

  純度(C7H8O)(GC)の試験方法は,次による。
a) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) マイクロシリンジ又は試料導入装置 少量の定容量の測定溶液をガスクロマトグラフのカラムに導
入するマイクロシリンジ又は装置。
2) ガスクロマトグラフ JIS K 0114に規定するもの。
3) 恒温槽 (30±5)℃の調節ができるもの(必要な場合に用いる。)。
b) 分析条件 分析条件は,次による。
なお,別の分析条件でも同等の試験結果が得られることが確認されている場合には,その条件を用
いてもよい。
1) 検出器の種類 水素炎イオン化検出器
2) 固定相液体名 ポリエチレングリコール
3) 固定相液体の膜厚 0.25 μm
4) カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ 石英ガラス,0.25 mm,30 m
5) 設定温度 カラム槽 170 ℃
試料気化室 200 ℃
検出器槽 200 ℃
6) キャリヤーガスの種類及び流量 ヘリウム,1 ml/min
7) 試料の導入方式 スプリット注入法(スプリット比 1 : 200)
8) 試料の調製 局所排気装置の下又はドラフト内で,試料の調製を行う。ただし,試料が固体の場合
は,試料を(30±5)℃の恒温槽中で溶かして液体とし2),試料とする。
注2) 試料の引火点は,約86 ℃と低いので,注意深く溶かす。その際に,火気を用いてはいけ
ない。
9) 試料の導入量 0.3
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料の導入及び記録 試料をマイクロシリンジ又は試料導入装置を用いてガスクロマトグラフに導
入してクロマトグラムを記録する。
なお,あらかじめm-クレゾールの保持時間を確認しておく。
2) ピーク面積の測定 クロマトグラムのピーク面積の測定は,JIS K 0114の11.3 a)(データ処理ソフ

――――― [JIS K 8305 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS K 8305:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8305:2013の関連規格と引用規格一覧