JIS A 5536:2015 床仕上げ材用接着剤

JIS A 5536:2015 規格概要

この規格 A5536は、建築物の床仕上げ材[ビニル系床材,リノリウム系床材,ゴム系床材などの高分子系張り床材,タイルカーペット,木質系床材など]の張付けに使用する接着剤について規定。

JISA5536 規格全文情報

規格番号
JIS A5536 
規格名称
床仕上げ材用接着剤
規格名称英語訳
Adhesives for resilient, textile and laminate floor coverings
制定年月日
1970年5月1日
最新改正日
2015年6月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.180, 91.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 接着 2021
改訂:履歴
1970-05-01 制定日, 1974-04-01 確認日, 1977-08-01 改正日, 1984-07-01 改正日, 1989-09-01 確認日, 1991-05-01 改正日, 1996-08-15 改正日, 2002-02-20 改正日, 2003-03-20 改正日, 2007-07-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2015-06-22 改正
ページ
JIS A 5536:2015 PDF [35]
                                                                                   A 5536 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  4.1 主成分による区分・・・・[2]
  •  4.2 床材の形状及び用途による区分・・・・[2]
  •  4.3 ホルムアルデヒド放散による区分・・・・[3]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  5.1 外観・・・・[3]
  •  5.2 侵食性・・・・[3]
  •  5.3 塗布性・・・・[3]
  •  5.4 特性・・・・[4]
  •  5.5 ホルムアルデヒド放散・・・・[4]
  •  6 試験・・・・[8]
  •  6.1 試験の一般条件・・・・[8]
  •  6.2 試験に用いる材料及び用具・・・・[9]
  •  6.3 試験方法・・・・[11]
  •  7 検査・・・・[29]
  •  8 製品の呼び方・・・・[29]
  •  9 表示・・・・[30]
  •  10 取扱い上の注意事項・・・・[30]
  •  附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[31]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 5536 pdf 1] ―――――

A 5536 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本接着剤工業会
(JAIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これ
によって,JIS A 5536:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成27年9月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS A 5536:2007によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 5536 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
A 5536 : 2015

床仕上げ材用接着剤

Adhesives for resilient, textile and laminate floor coverings

序文

  この規格は,1970年に制定され,その後8回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2007年に
行われたが,その後,引用規格であるJIS A 5705(ビニル系床材)が2010年に改正され,その改正に対応
するために改正を行った。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,建築物の床仕上げ材[ビニル系床材1),リノリウム系床材,ゴム系床材などの高分子系張
り床材,タイルカーペット2),木質系床材3)など]の張付けに使用する接着剤(以下,接着剤という。)に
ついて規定する。
注1) ビニル系床材とは,JIS A 5705に規定する床タイル又は床シートをいう。
2) タイルカーペットとは,JIS L 4406に規定するタイルカーペットをいう。
3) 木質系床材とは,フローリングの日本農林規格に規定する単層フローリング又は複合フローリ
ングをいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1901 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散
測定方法−小形チャンバー法
JIS A 1902-2 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放
散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第2部 : 接着剤
JIS A 5430 繊維強化セメント板
JIS A 5705 ビニル系床材
JIS A 9511 発泡プラスチック保温材
JIS B 7516 金属製直尺
JIS C 1509-1 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部 : 仕様
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS K 6767 発泡プラスチック−ポリエチレン−試験方法
JIS K 6768 プラスチック−フィルム及びシート−ぬれ張力試験方法

――――― [JIS A 5536 pdf 3] ―――――

2
A 5536 : 2015
JIS K 6800 接着剤・接着用語
JIS K 6833-1 接着剤−一般試験方法−第1部 : 基本特性の求め方
JIS K 6854-2 接着剤−はく離接着強さ試験方法−第2部 : 180度はく離
JIS K 6854-4 接着剤−はく離接着強さ試験方法−第4部 : 浮動ローラ法
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS L 4406 タイルカーペット
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS R 6252 研磨紙
JIS Z 1525 包装用ポリ塩化ビニル粘着テープ
JIS Z 8401 数値の丸め方
合板の日本農林規格
フローリングの日本農林規格

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6800による。

4 種類

4.1 主成分による区分

  接着剤は,その主成分によって,表1のとおり区分する。
表1−主成分による区分
主成分による区分 主成分内容
酢酸ビニル樹脂系エマルション形 酢酸ビニル樹脂を主成分としたエマルション形のもの。
酢酸ビニル樹脂系溶剤形 酢酸ビニル樹脂を主成分とした溶剤形のもの。
ビニル共重合樹脂系エマルション形
アクリル・酢酸ビニル共重合樹脂,エチレン・酢酸ビニル共重合
樹脂を主成分としたエマルション形のもの。
ビニル共重合樹脂系溶剤形 アクリル・酢酸ビニル共重合樹脂,エチレン・酢酸ビニル共重合
樹脂を主成分とした溶剤形のもの。
アクリル樹脂系エマルション形 アクリル樹脂を主成分としたエマルション形のもの。
ゴム系ラテックス形 天然ゴム又は合成ゴムを主成分としたラテックス形のもの。
ゴム系溶剤形 天然ゴム又は合成ゴムを主成分とした溶剤形のもの。
エポキシ樹脂系 エポキシ樹脂を主成分とした主剤と,ポリアミン類を主成分とし
た硬化剤との二液反応形のもの。
ウレタン樹脂系 ウレタン樹脂を主成分としたもの。
変成シリコーン樹脂系 変成シリコーン(オルガノシロキサンをもつ有機ポリマー)樹脂
を主成分としたもの。

4.2 床材の形状及び用途による区分

  接着剤は,床材の形状及び用途によって,表2のとおり区分する。

――――― [JIS A 5536 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
A 5536 : 2015
表2−床材の形状及び用途による区分
床材の形状による区分 用途による区分 用途の内容
高 床タイル 平場用 一般形 張付け後,水の影響を受けない箇所に用いるも
分 床シート の。
子 置敷形 置敷形に用いるもので張付け後,水の影響を受
系 けない箇所に用いるもの。
張 耐水形 張付け後,水の影響を受けやすい箇所に用いる
り もの。
床 垂直面用 平場に対し垂直となる箇所に用いるもの。

タイルカーペット 平場用 タイルカーペットの張付けに用いるもの。
垂直面用
木 単層フローリング 平場用 一般形/木質系下地 木質系下地で,張付け後,水の影響を受けない
質 複合フローリング 箇所に用いるもの。
系 緩衝材裏打ち単層 耐熱形/木質系下地 木質系下地の床暖房用途で,張付け後,水の影
床 フローリング 響を受けない箇所に用いるもの。
材 緩衝材裏打ち複合 一般形/発泡プラスチ 発泡プラスチック系下地で,張付け後,水の影
フローリング ック系下地 響を受けない箇所に用いるもの。
耐水形/コンクリート コンクリート系下地a)で,張付け後,水の影響を
系下地a) 受けやすい箇所に用いるもの。
コンクリート系下地a)の床暖房用途で,張付け
耐水・耐熱形/コンクリ
ート系下地a) 後,水の影響を受けやすい箇所に用いるもの。
単層フローリング 垂直面用 平場に対し垂直となる箇所に用いるもの。
複合フローリング
注a) コンクリート系下地は,モルタル,セルフレベリング材などの下地を含む。

4.3 ホルムアルデヒド放散による区分

  接着剤は,そのホルムアルデヒド放散によって,表3のとおり区分する。
表3−ホルムアルデヒド放散による区分
単位 最一 m2・h)
ホルムアルデヒド放散による区分 記号 内容
F☆☆☆☆等級 F☆☆☆☆ ユリア樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,レゾ
ルシノール樹脂,ホルムアルデヒド系防腐剤,メチ
ロール基含有モノマー及びロンガリット系触媒のい
ずれをも使用していないもの。
放散速度が5以下のもの。
F☆☆☆等級 F☆☆☆ 放散速度が20以下のもの。
F☆☆等級 F☆☆ 放散速度が120以下のもの。

5 品質

5.1 外観

  接着剤は,均質で,接着に有害と認められる異物の混入があってはならない。

5.2 侵食性

  接着剤は,これに接する床材及びその下地を侵すものであってはならない。

5.3 塗布性

  ビニル系床材(置敷形を除く。),リノリウム系床材及びゴム系床材の張付けに使用する接着剤は,6.3.1

――――― [JIS A 5536 pdf 5] ―――――

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JIS A 5536:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5536:2015の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1901:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定方法―小形チャンバー法
JISA1902-2:2015
建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件―第2部:接着剤
JISA5430:2018
繊維強化セメント板
JISA5705:2016
ビニル系床材
JISA9511:2017
発泡プラスチック保温材
JISB7516:2005
金属製直尺
JISC1509-1:2017
電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG4305:2012
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISG4305:2021
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JISK6767:1999
発泡プラスチック―ポリエチレン―試験方法
JISK6768:1999
プラスチック―フィルム及びシート―ぬれ張力試験方法
JISK6800:1985
接着剤・接着用語
JISK6833-1:2008
接着剤―一般試験方法―第1部:基本特性の求め方
JISK6854-2:1999
接着剤―はく離接着強さ試験方法―第2部:180度はく離
JISK6854-4:1999
接着剤―はく離接着強さ試験方法―第4部:浮動ローラ法
JISK7100:1999
プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
JISL4406:2000
タイルカーペット
JISL4406:2021
タイルカーペット
JISR3202:2011
フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JISR5201:2015
セメントの物理試験方法
JISR6252:2006
研磨紙
JISZ1525:2004
包装用ポリ塩化ビニル粘着テープ
JISZ8401:2019
数値の丸め方