JIS Z 3323:2021 ステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶加棒

JIS Z 3323:2021 規格概要

この規格 Z3323は、クロム10.5 %(質量分率)以上及びニッケル37.0 %(質量分率)以下の溶着金属を生成する,次に(- ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ;- ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ;- セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ;- ティグ溶接用フラックス入り溶加棒)に示すステンレス鋼フラックス入りワイヤ及びフラックス入り溶加棒について規定。

JISZ3323 規格全文情報

規格番号
JIS Z3323 
規格名称
ステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶加棒
規格名称英語訳
Stainless steel flux cored wires and rods for arc welding
制定年月日
1983年11月1日
最新改正日
2021年7月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17633:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1983-11-01 制定日, 1989-03-01 改正日, 1994-02-01 確認日, 1999-11-20 改正日, 2003-01-20 改正日, 2007-04-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2021-07-20 改正
ページ
JIS Z 3323:2021 PDF [31]
                                                                                   Z 3323 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  5.1 寸法及びその許容差並びに製品の状態・・・・[3]
  •  5.2 溶着金属の化学成分・・・・[4]
  •  5.3 溶着金属の機械的性質・・・・[12]
  •  5.4 ワイヤ及び棒が適用できる溶接姿勢・・・・[13]
  •  6 試験方法・・・・[13]
  •  6.1 ロットの決め方・・・・[13]
  •  6.2 試験一般・・・・[13]
  •  6.3 溶着金属の分析試験・・・・[14]
  •  6.4 溶着金属の引張試験・・・・[14]
  •  6.5 すみ肉溶接試験・・・・[15]
  •  7 検査方法・・・・[15]
  •  8 製品の呼び方・・・・[16]
  •  9 表示・・・・[16]
  •  9.1 製品の表示・・・・[16]
  •  9.2 包装の表示・・・・[16]
  •  10 包装・・・・[16]
  •  11 検査証明書・・・・[16]
  •  附属書JA(参考)ISO 17633 System A・・・・[17]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[24]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3323 pdf 1] ―――――

           Z 3323 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本溶接協会(JWES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格
を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格
である。これによって,JIS Z 3323:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和4年7月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS Z 3323:2007を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3323 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
Z 3323 : 2021

ステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶加棒

Stainless steel flux cored wires and rods for arc welding

序文

  この規格は,2017年に第3版として発行されたISO 17633を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。ISO 17633は,欧州地域で使用する規格と環太平洋地域で使用する規格との共存型で
あり,いずれかの規格を異なる国際市場に適用して使用してもよいとしている。このため,この規格では
環太平洋地域で使用する規格に該当する部分(ISO 17633 System Bに相当)を本体に規定し,欧州地域で
使用する規格に該当する部分(ISO 17633 System Aに相当)は,参考として附属書JAに示す。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,クロム10.5 %(質量分率)以上及びニッケル37.0 %(質量分率)以下の溶着金属を生成す
る,次に示すステンレス鋼フラックス入りワイヤ(以下,ワイヤという。)及びフラックス入り溶加棒(以
下,棒という。)について規定する。
− ガスシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ
− ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ
− セルフシールドアーク溶接用スラグ系フラックス入りワイヤ
− ティグ溶接用フラックス入り溶加棒
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17633:2017,Welding consumables−Tubular cored electrodes and rods for gas shielded and
non-gas shielded metal arc welding of stainless and heat-resisting steels−Classification(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 1201 鉄及び鋼−分析方法通則
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材

――――― [JIS Z 3323 pdf 3] ―――――

           2
Z 3323 : 2021
JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部 : 溶接方法
JIS Z 3001-7 溶接用語−第7部 : アーク溶接
JIS Z 3011 溶接姿勢−傾斜角及び回転角による定義
JIS Z 3111 溶着金属の引張及び衝撃試験方法
JIS Z 3181 溶接材料のすみ肉溶接試験方法
JIS Z 3184 化学分析用溶着金属の作製方法及び試料の採取方法
JIS Z 3200 溶接材料−寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装
JIS Z 3253 溶接及び熱切断用シールドガス
JIS Z 3423 溶接材料の調達指針

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 3001-1,JIS Z 3001-2及びJIS Z 3001-7に
よる。
3.1
スラグ系フラックス入りワイヤ(flux cored electrodes)
溶接したときにスラグを生成するフラックスを適量充したワイヤ。
3.2
メタル系フラックス入りワイヤ(metal cored electrodes)
金属粉を主成分とするフラックス又は金属粉だけを充したワイヤ。
3.3
フラックス入り溶加棒(cored rods for gas tungsten arc welding)
フラックス又は金属粉を充したティグ溶接用の棒。

4 種類

  ワイヤ及び棒の種類は,溶着金属の化学成分,ワイヤ及び棒の種別,シールドガスの種類並びにワイヤ
が適用できる溶接姿勢によって区分する。ワイヤ及び棒の種類を表す記号の付け方は,図1による。
ワイヤ及び棒の種別によるアーク溶接方法の種類及びシールドガスの種類は,表1による。

――――― [JIS Z 3323 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
Z 3323 : 2021
ステンレス鋼アーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶加棒を表す記号
溶着金属の化学成分を表す記号(表3表6による。)
ワイヤ又は棒の種別を表す記号
F : スラグ系フラックス入りワイヤ
M : メタル系フラックス入りワイヤ
R : フラックス入り溶加棒
シールドガスの種類を表す記号
C : 二酸化炭素(JIS Z 3253に規定するC 1)
M : アルゴンと二酸化炭素20 %25 %(体積分率)との混合ガス
B : C又はM
A : アルゴンと酸素3 %(体積分率)以下との混合ガス
I : アルゴン(JIS Z 3253に規定するI 1)
N : なし(セルフシールド)
G : 上記以外のガス
ワイヤが適用できる溶接姿勢を表す記号(棒の場合は省略する。)
0 : 下向及び水平すみ肉
1 : 全姿勢(溶接姿勢の組合せは表8による。)
TS ○○○ − ○○○
図1−ワイヤ及び棒の種類を表す記号の付け方
表1−ワイヤ及び棒の種別によるアーク溶接方法の種類及びシールドガスの種類
ワイヤ及び棒の種別 アーク溶接方法の種類 シールドガスの種類
ガスシールド C,M,B又はG
F
セルフシールド N
M ガスシールド A,M,I又はG
R ガスシールド I又はG

5 品質

5.1 寸法及びその許容差並びに製品の状態

  ワイヤ及び棒の寸法及びその許容差並びに製品の状態は,次による。
a) 寸法及び許容差は,JIS Z 3200の4.(寸法及び許容差)による。
製品の状態は,JIS Z 3200の5.(製品の状態)による。
b) 代表的な径及び質量の例を表2に示す。
c) a)及びb)以外は,受渡当事者間の協定による。
表2−ワイヤ及び棒の代表的な径及び質量の例
形態 径 質量
mm kg
ワイヤ 0.8,0.9,1.2,1.4,1.6,2.0,2.4,3.2 5,10,12.5,20
棒 2.0,2.2,2.4 5

――――― [JIS Z 3323 pdf 5] ―――――

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JIS Z 3323:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17633:2017(MOD)

JIS Z 3323:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3323:2021の関連規格と引用規格一覧