JIS K 8099:2018 ジエチレングリコール(試薬)

JIS K 8099:2018 規格概要

この規格 K8099は、試薬として用いるジエチレングリコールについて規定。

JISK8099 規格全文情報

規格番号
JIS K8099 
規格名称
ジエチレングリコール(試薬)
規格名称英語訳
Diethylene glycol (Reagent)
制定年月日
2018年2月20日
最新改正日
2018年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
2018-02-20 制定
ページ
JIS K 8099:2018 PDF [11]
                                                                                   K 8099 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度[(HOCH2CH2)2O](GC),エチレングリコール(HOCH2CH2OH)(GC)及びトリエチレングリコール(HOCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OH)(GC)・・・・[3]
  •  6.3 外観・・・・[5]
  •  6.4 水溶状・・・・[5]
  •  6.5 密度(20 ℃)・・・・[5]
  •  6.6 屈折率( nD20 ) 66.7 水分・・・・[6]
  •  6.8 強熱残分(硫酸塩)・・・・[6]
  •  6.9 酸(CH3COOHとして)・・・・[6]
  •  6.10 鉄(Fe)・・・・[7]
  •  6.11 硫酸着色物質・・・・[8]
  •  7 容器・・・・[8]
  •  8 表示・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8099 pdf 1] ―――――

K 8099 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本試薬協会(JRA)及び一般
財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8099 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8099 : 2018

ジエチレングリコール(試薬)

Diethylene glycol (Reagent)

                              (HOCH2CH2)2O          FW : 106.12

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるジエチレングリコールについて規定する。
警告1 ジエチレングリコールは,引火性があるので火気に注意する。また,有害なので,蒸気を吸
入しないようにし,粘膜・皮膚への付着などを避ける。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート)などを参考にして各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法
JIS K 0062 化学製品の屈折率測定方法
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0068 化学製品の水分測定方法
JIS K 0071-1 化学製品の色試験方法−第1部 : ハーゼン単位色数(白金−コバルトスケール)
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8105 エチレングリコール(試薬)
JIS K 8129 塩化コバルト(II)六水和物(試薬)
JIS K 8142 塩化鉄(III)六水和物(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8201 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JIS K 8202 塩化1,10-フェナントロリニウム一水和物(試薬)
JIS K 8359 酢酸アンモニウム(試薬)

――――― [JIS K 8099 pdf 3] ―――――

2
K 8099 : 2018
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8842 ブロモチモールブルー(試薬)
JIS K 8891 メタノール(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS K 9007 りん酸二水素カリウム(試薬)
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  ジエチレングリコールは,無色の粘性のある液体で,吸湿性がある。水,エタノール(99.5)及びジエ
チルエーテルに極めて溶けやすい。沸点は約250 ℃である。

4.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数2 876 cm-1,1 457 cm-1,1 354 cm-1,
1 126 cm-1,1 063 cm-1及び900 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。試料調製をJIS K 0117の5.4 a)(液膜
法)によって行い,窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を,図1に示す。
波数(cm−1)
図1−赤外吸収スペクトルの例
注記 図1は,国立研究開発法人産業技術総合研究所のスペクトルデータベースシステム(SDBS)か
ら引用したもので,ピーク上に波数表示を追加している。

――――― [JIS K 8099 pdf 4] ―――――

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K 8099 : 2018

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度[(HOCH2CH2)2O](GC) 面積 % 99.5以上 6.2
外観 ハーゼン単位 15以下 6.3
水溶状 − 試験適合 6.4
密度(20 ℃) g/mL 1.1141.120 6.5
20
屈折率 nD − 1.4441.448 6.6
水分 質量分率 % 0.2以下 6.7
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.005以下 6.8
酸(CH3COOHとして) 質量分率 % 0.005以下 6.9
鉄(Fe) 質量分率 ppm 1以下 6.10
エチレングリコール(HOCH2CH2OH)(GC) 質量分率 % 0.1以下 6.2
トリエチレングリコール
質量分率 % 0.1以下 6.2
(HOCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OH)(GC)
硫酸着色物質 − 試験適合 6.11

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 純度[(HOCH2CH2)2O](GC),エチレングリコール(HOCH2CH2OH)(GC)及びトリエチレング
リコール(HOCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OH)(GC)
純度[(HOCH2CH2)2O](GC),エチレングリコール(HOCH2CH2OH)(GC)及びトリエチレングリコー
ル(HOCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OH)(GC)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) メタノール JIS K 8891に規定するもの。
2) エチレングリコール標準液(HOCH2CH2OH : 5 mg/mL) JIS K 8105に規定するエチレングリコー
ルを減圧蒸留し,その初留約30 %35 %を捨て,次の約30 %の留分に相当するものを分取し,そ
の1 g(約0.9 mL)を全量フラスコ200 mLにはかりとり,メタノールを標線まで加えて混合したも
の。
3) トリエチレングリコール標準液(HOCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OH : 5 mg/mL) 純度(GC)(面
積 %)99.5 %以上[6.2 c)(分析条件)による。]及び密度(20 ℃)1.122 g/mL1.130 g/mLのトリ
エチレングリコールを減圧蒸留し,その初留約30 %35 %を捨て,次の約30 %の留分に相当する
ものを分取し,その1 g(約0.9 mL)を全量フラスコ200 mLにはかりとり,メタノールを標線まで
加えて混合したもの。
注記 2)及び3)を混合標準液(各成分 : 5 mg/mL)として調製してもよい。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) マイクロシリンジ又は試料導入装置 少量の定容量の測定溶液をガスクロマトグラフのカラムに導
入するマイクロシリンジ又は装置。
2) ガスクロマトグラフ 装置の構成は,JIS K 0114に規定するもの。

――――― [JIS K 8099 pdf 5] ―――――

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JIS K 8099:2018の関連規格と引用規格一覧