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JIS K 8294:2016 規格概要
この規格 K8294は、試薬として用いるクリスタルバイオレット(化学名 : [4-{ビス(4-ジメチルアミノフェニル)メチレン}-2,5-シクロヘキサジエン-1-イリデン]ジメチルアンモニウムクロリド ナノハイドレート)について規定。
JISK8294 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8294
- 規格名称
- クリスタルバイオレット(試薬)
- 規格名称英語訳
- Crystal violet (Reagent)
- 制定年月日
- 1953年8月21日
- 最新改正日
- 2016年3月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 I 2020, 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1953-08-21 制定日, 1956-08-21 確認日, 1957-03-29 改正日, 1960-03-15 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-08-01 確認日, 1978-08-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1989-03-01 改正日, 1994-06-01 確認日, 1995-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-03-22 改正
- ページ
- JIS K 8294:2016 PDF [8]
K 8294 : 2016
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 種類・・・・[2]
- 4 性質・・・・[2]
- 4.1 性状・・・・[2]
- 4.2 定性方法・・・・[2]
- 5 品質・・・・[2]
- 6 試験方法・・・・[3]
- 6.1 一般事項・・・・[3]
- 6.2 エタノール不溶分・・・・[3]
- 6.3 吸光度(2 mg/L,590 nm)・・・・[4]
- 6.4 乾燥減量(105 ℃)・・・・[4]
- 6.5 強熱残分(硫酸塩)・・・・[4]
- 6.6 鋭敏度・・・・[5]
- 7 容器・・・・[5]
- 8 表示・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8294 pdf 1] ―――――
K 8294 : 2016
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8294:1995は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成28年9月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8294:1995によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 8294 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8294 : 2016
クリスタルバイオレット(試薬)
Crystal violet (Reagent)
C25H30ClN3・9H2O FW : 570.12
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いるクリスタルバイオレット1) について規定する。
注1) 化学名 : [4-[{ビス(4-ジメチルアミノフェニル)メチレン}]-2,5-シクロヘキサジエン-1-イリデン]
ジメチルアンモニウムクロリド ナノハイドレート
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0068 化学製品の水分測定方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8042 アニリン(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8223 過塩素酸(試薬)
JIS K 8886 無水酢酸(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 0701 包装用シリカゲル乾燥剤
――――― [JIS K 8294 pdf 3] ―――――
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K 8294 : 2016
3 種類
種類は,特級とする。
4 性質
4.1 性状
クリスタルバイオレットは,金属光沢のある暗い黄から暗い緑の結晶又は結晶性粉末で,エタノール
(99.5)に溶けやすく,水に溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
4.2 定性方法
試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数3 406 cm-1,2 923 cm-1,1 582 cm-1,
1 355 cm-1,1 294 cm-1,1 164 cm-1,942 cm-1,912 cm-1及び724 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。試料
調製をJIS K 0117の5.2 b)(錠剤法)によって行い,調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペク
トルの例を図1に示す。
図1−赤外吸収スペクトルの例
注記 図1は,国立研究開発法人産業技術総合研究所のスペクトルデータベースシステム(SDBS)か
ら引用したもので,チャート上に波数表示を追加している。
5 品質
品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
エタノール不溶分 質量分率 % 0.5以下 6.2
吸光度(2 mg/L,590 nm) 0.30以上 6.3
乾燥減量(105 ℃) 質量分率 % 27.030.0 6.4
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.5以下 6.5
鋭敏度 試験適合 6.6
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K 8294 : 2016
6 試験方法
6.1 一般事項
試験方法は,次による。
a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。
c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを
確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確
認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。
注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS(Japan
Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標
準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所
(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された
市販の認証標準物質がある。
d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して
使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶
液類の調製及び標定)による。
注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。
6.2 エタノール不溶分
エタノール不溶分の試験方法は,次による。
a) 試薬 試薬は,次のものを用いる。
エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) 共通すり合わせ球管冷却器付きフラスコ 共通すり合わせ冷却器を備えたフラスコ。
2) 磁製乳鉢(必要な場合に用いる。) 比較的硬度が低い固体を粉砕又は混和するために,乳棒ととも
に使用する鉢(すり鉢)で,材質が磁製のもの。
3) るつぼ形ガラスろ過器 るつぼ形ガラスろ過器1G3のもの。
4) 吸引ろ過装置 物質を溶液から分離するためにガラスろ過器と吸引瓶とを組み合わせた装置。
5) デシケーター 乾燥剤にJIS Z 0701に規定するシリカゲルA形1種を用いたもの。
6) 水浴 沸騰水浴として使用することができ,蒸発皿,ビーカーなどを載せられるもの。
7) 電気定温乾燥器 (105±2)℃に調節できるもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料2.0 gを,0.1 mgの桁まではかりとり,共通すり合わせ球管冷却器付きフラスコに入れ,エタノ
ール(95)100 mLを加えて,水浴上で15分間エタノールを還流させた後,放冷する。
なお,塊状で溶けにくいものは,磁製乳鉢で粉砕して用いる。
2) この溶液を,(105±2)℃の電気定温乾燥器で恒量にしたるつぼ形ガラスろ過器(m1 g)を取り付け
た吸引ろ過装置でろ過し,るつぼ形ガラスろ過器をエタノール(95)で無色になるまで洗浄する。
なお,溶液が着色しているものについては,洗液が無色になるまで洗浄する。
3) るつぼ形ガラスろ過器を清浄な場所に放置してエタノールを揮散させた後,(105±2)℃の電気定温
乾燥器で恒量になるまで乾燥し,デシケーター中で室温まで放冷し,その質量を0.1 mgの桁までは
かる(m2 g)。
――――― [JIS K 8294 pdf 5] ―――――
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JIS K 8294:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8294:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8042:2014
- アニリン(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8223:2016
- 過塩素酸(試薬)
- JISK8886:2008
- 無水酢酸(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ0701:1977
- 包装用シリカゲル乾燥剤